色覚バリアフリーに向けての改善(東京地下鉄路線図の例)
◆◆改善前の左側の路線図では以下の問題がありました◆◆
[正常色覚の方では]
破線の路線(都営地下鉄)が工事中のように見える。
駅名が見にくい。
[色覚異常の方では]
1型2色覚(赤)と2型2色覚(緑)の両方で有楽町新線【茶】と丸ノ内線【赤】、有楽町線【芥子】と銀座線【オレンジ】の区別が全くできない。
1型2色覚で丸ノ内線と千代田線が区別しにくい。
2型2色覚で半蔵門線と南北線・千代田線が、新宿線と浅草線が区別しにくい。
◆◆右側の現在の路線図では次の様に改善しています◆◆
路線図の地図表示範囲を変更して駅名表示を大きく、コントラストを明瞭にして高齢者にもわかりやすく。
色覚異常の方が判別しやすいように、13の路線カラー相互の色相・明度・彩度の差が大きくなるように調整し、都営地下鉄路線を東京メトロと同じく実線で表示。
もっと詳しく知りたい方は
えきペディアに掲載されていた古い路線図と、デザインが改善され掲載中の路線図との比較です。
色覚の違いで見え方は異なります。下図は1型2色覚の方の見え方を模したものです。
色覚の違いで見え方は異なります。下図は2型2色覚の方の見え方を模したものです。